千葉でのスロースリップと大地震の影響と今後?

2月下旬から3月にかけて、千葉県に震度4を初めとする、群発地震がいまだ続いています。震源は千葉県東方沖で、スロースリップによる地震であることが分かっています。

そもそもスロースリップとは?

通常の一気にエネルギーを爆発させる地震とは異なり、スロースリップは1カ月くらいの時間をかけ、地殻がゆっくりと移動する現象で、小刻みな揺れが続くのが特徴です。

  1. スロースリップとは何か?
  2. 大地震の可能性はあるのか?
  3. どんな備えが必要か?

を考える準備をして頂きたいと思います。

3月1日~12日まで既に20回以上、地震が頻発している事実

この実録によると、3月1日~12日までの2週間弱で、震度1以上の地震が20回発生しています。

スロースリップは、このように巨大地震は起こりづらいですが、小刻みに揺れ続ける現象です。もちろん、大地震が来ないという保証はまったくなく、いきなりお大きな揺れが来る可能性も十分あります。

スロースリップ発生のメカニズム

こちらの説明図は政府の地震調査研究推進本部の、地震が起こるメカニズムの違いを表しています。日本は4つのプレートが揺れ動くつなぎ目のため地震は常に発生する場所です。

スロースリップ(スロー地震)である限りは、大きな揺れは起きず、今回の千葉の連続地震のように、地殻変動の大きなエネルギーが小刻みに何度も何度も発散させながら、エネルギーを消滅させる現象です。ですから、このまま大きな揺れが起きず、小刻みな揺れでエネルギーすべてが解消されれば、心配はなくなります。

大地震につながる可能性はあるのか?

(上記画像:情報番組イットより)

ただ、問題は・・・

このスロースリップによる地殻の戻り現象が、他のプレートに連動する可能性があります。今回の千葉県東方沖を震源とするスロースリップが引き金となり、東北大地震や関東大震災を引き起こすことにならなければ良いのですが。

南海トラフ地震の可能性は70~80%?

南海トラフ巨大地震の発生確率は70~80%であることは、すでに政府が発表していますから、ご存知だと思います。

日本の地政学上、ほぼ確実に起こるであろう、しかも今後30年以内に発生することは、ほぼ間違いありません。そのために私たちが出来ることは、最低限の備えではないでしょうか?

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