家庭用浄水器とは?
家庭用浄水器は、飲料水から不純物や微生物を取り除く装置です。一般的には取付型の浄水器カートリッジやポット型の浄水器などを使用し、濾過や逆浸透などの技術を活用して水を浄化します。
その効果は、水道水の化学物質など不純物を除去し、臭いや味を改善し、体にやさしい安全な美味しい水を提供してくれます。
ここでは実際にポット浄水器の人気の2機種、BRITA「スタイルエコ」と東レ「トレビーノPT306SV」を使用してみた感想をのべてみます。一人暮らしの女性に使いやすい浄水ポットの参考に、私が実際に購入した2機種の使用感をお伝えします。
一人暮らしの女性に使いやすそうな浄水器2種を使ってみた感想
日本の水道水はとても上質ですから、もちろんそのまま飲むことが出来ます。でも、何か臭いますよね?特に夏季になるとカルキの臭いがどうしても気になります。
だからいつもミネラルウォーターの水を箱買いしていたのですが、家に持ち運ぶのも重くて、そこが嫌でした。ならば、浄水器ならば、手軽に美味しい水が飲めるのではないかとちょっと期待しながら、1年前からポット浄水器を使い始めました。
購入したのは、まず東レのトレビーノ0.8L。これは小型の冷蔵庫にも入れやすく便利です。ただ、ご飯を炊くためには、最低2回は浄水する必要があって、そこが少し不便でしたので、今度は少し大型ですがBRITAのスタイルエコという機種。これはろ過水量が1.26Lと、トレビーノの1.5倍ほどの容量で、炊飯器には1回のろ過で良いので満足しています。
どちらも、そのまま飲んでも、水道水のカルキ臭さは無く、ミネラルウォーター水と違いは感じられません。これなら、もうミネラルウォーターを買う必要が無くなりました。以下、それぞれの機種のメリット・デメリットを実際に使用してみた感想を上げてみます。
東レのトレビーノは冷蔵庫サイズで使いやすい
まずは東レのトレビーノ。1年以上使用した感想ですが、軽量で持ちやすく、そのまま冷蔵庫のポケットに保管できるのがとても便利です。朝ろ過した水の残りは、そのまま冷蔵庫で保管しておけば、仕事から帰ってきた時には冷たい冷水として飲めるので大活躍です。
浄水器はすべて同じですが、一度水道水をろ過すると塩素が取り除かれて、殺菌作用が激減します。ですから、通常使用でもろ過水の消費期限は1日です。もちろん室温にもよりますが、冷蔵庫に保管するか、使用する時にろ過しするのがベストです。
トレビーノのメリット
東レのトレビーノは小型であるため、一人暮らしには本当に使いやすいサイズ感です。冷蔵庫にも保管できますし、臭いや味も水道水と比較してとてもマイルドなのが良いです。
またメーカーは東レで日本製ですから、安心感があり間違いありません。一人暮らしの女性で、あまり自炊をしない人であれば、十分の容量があります。
トレビーノのデメリット
それに対してデメリットをあげると、小型であることです。大したデメリットとは言わないのかもしれませんが、自炊の際に炊飯器に水を入れるのに、1度では足りないため、2度はろ過する必要があることです。
容量は少なめですが、トレビーノはろ過スピードがとても早いので、2度手間を気にしない人には問題ないかもしれません。
トレビーノPT306SVの詳細をまとめましたので参考にしてみて下さい。
サイズ | 高さ292mm 幅151mm 奥行86mm |
重 量 | 482g(本体のみ) |
ろ過水容量 | 0.8L |
カートリッジ 交換目安 | 1日3L使用の場合 2ヶ月 1日2L使用の場合 3ヶ月 |
浄化性能 | 体に大切なカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分を損なうことなく、不要な成分のみを除去します。 |
2Lあたりの カートリッジ値段 | 約15.6円 |
ろ過スピード | とても早い |
ろ過用のカートリッジ1つが1,560円前後で200Lほど使用できるので、2Lあたりのカートリッジ単価は15.6円、それと水道代が掛かります。ミネラルウォーター1本(2L)は安くても80円以上するので、トレビーノを使ったほうが圧倒的にコスパが良いことになります。
BRITAスタイルエコちょっと大きめで自炊に最適サイズ
BRITAは1966年創業のドイツ製。世界70カ国以上で愛用されている、歴史ある企業ですから、こちらも安心です。
私が使い始めて1ヶ月目のBRITAのスタイルエコ。料理には少し大きいサイズが欲しい、という事で購入しました。トレビーノと比べると、結構大きめにはなりますが、自炊など多めの水を使う人にはとても使いやすいです。
BRITAスタイルエコのメリット
メリットは、
- 大容量とは言え一人暮らしサイズで使いやすい
- ミネラルウォーターよりも格段に安くつく
コスト的にはトレビーノよりも割安ですが、冷蔵庫保管となると、大型の冷蔵庫が必要です。一人暮らし用の冷蔵庫には入らない可能性が高いです。
BRITAスタイルエコのデメリット
それに対するデメリットは、やはり一人暮らし用冷蔵庫に保管するには、少し大きすぎるところです。それ以外には、デメリットらしき点は見受けられません。
もし冷蔵庫に保管できなくても、冷蔵庫用のポットを買って、ろ過水を入れて冷蔵保管すれば問題解決です。それほどのデメリットには感じられません。
詳細の使用を下にまとめました。
サイズ | 高さ274mm 幅239mm 奥行105mm |
重 量 | 825g(本体のみ) |
ろ過水容量 | 1.26L |
カートリッジ 交換目安 | 1日5.0L使用の場合 約1ヶ月 1日2.5L使用の場合 約2ヶ月 |
浄化性能 |
|
2Lあたりの カートリッジ値段 | 約11.3円 |
ろ過スピード | 早い |
ろ過用のカートリッジはamazon、楽天市場などで1個850円前後で販売されていて、150Lほど使用できるため、2Lあたりのカートリッジ単価は11.3円と、トレビーノよりも安価です。それに水道代が掛かります。
ミネラルウォーター1本(2L)は安くても80円以上するので、BRITAポット浄水器を使うことで、かなりの節約になります。
トレビーノとスタイルエコ比較表
両者の比較表を掲載します。
トレビーノPT306SV(東レ) | スタイルエコ(BRITA) | |
サイズ | 高さ292mm 幅151mm 奥行86mm | 高さ274mm 幅239mm 奥行105mm |
重 量 | 482g(本体のみ) | 825g(本体のみ) |
ろ過水容量 | 0.8L | 1.26L |
カートリッジ 交換目安 | 1日3.0L使用の場合 約2ヶ月 1日2.0L使用の場合 約3ヶ月 | 1日5.0L使用の場合 約1ヶ月 1日2.5L使用の場合 約2ヶ月 |
浄化性能 | 体に大切なカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分を損なうことなく、不要な成分のみを除去します。 遊離残留塩素、総トリハロメタン、溶解性鉛、2-MIB(カビ臭、CAT(農薬)、トラクロロエチレン、リクロロエチレン、クロロホルム、ロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、ブロモホルム、陰イオン界面活性剤、フェノール類、ジェオスミン、シス-1,2-ジクロロエチレン及びトランス-1,2-ジクロロエチレン、ベンゼン |
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2Lあたりの カートリッジ値段 | 約15.6円 | 約11.3円 |
ろ過スピード | 早い | 普通 |
生産国 | 日本製 | ドイツ製 |
浄水後の臭いや味に変わりはないので、選ぶ基準は使い方です。
- あまり自炊はしない人には東レのトレビーノPT306SV
- 自炊が多い人はBRITAのスタイルエコ
という選定基準で選べば間違いないでしょう。
ポット浄水器の注意点
ポット型に限らず浄水器でろ過した水は、水道水に比べて日持ちがしません。水道水に入っているカルキなどの、消毒効果を取り除いてしまうために、その日のろ過水はその日に使うという事を覚えておいて下さい。可能であれば、余った作り置きのろ過水は、冷蔵保存が安全で好ましいです。
その分、水道水の臭みや薬臭さは除去されますので、飲料でも料理でも、味はよくなりますから、やはり家庭に常備しておきたいものです。
ウォーターサーバーよりポット型をすすめる理由
浄水という意味では、ウォーターサーバーもあります。通常12Lの水タンクが標準ですから、蛇口をひねればすぐに水が使える便利さは、ウォーターサーバーにはかないません。
ただ、設置場所が必要なのと、タンクの付替などはかなり思いため、女性には不向きです。
好みにもよりますが、女性の一人暮らしであれば、ポット型浄水器のほうが手軽でコスパも良いので、私個人的にはポット浄水器をおすすめします。実際に使ってみて、これで十分なので。
まとめ
わが家で実際に使っているポット浄水器の2機種。
- 東レのトレビーノPT306SV(0.8L)
- BRITAのスタイルエコ(1.26L)
の使い勝手をレポートしました。
女性の一人暮らしなら、軽量小型で冷蔵庫に入るトレビーノ、または自炊向きのBRITAスタイルエコ、どちらかが普段の生活にマッチしていると思います。
どちらにするかは、使い方次第です。
- 冷蔵庫に入る小型サイズの東レ トレビーノPT306SV
- 料理もするならBRITAのスタイルエコ
これで決まりです。
BRITA(ブリタ)浄水器を買ってカートリッジの交換時期がきたのですが、いまいち交換方法が分かりずらかったので、いろいろ…