ハチミツの透明、不透明の違いは?

透明なハチミツと不透明なハチミツの主な違いは、結晶化の程度と視覚的な透明度の違いです。

透明なハチミツは、糖分が微細で結晶化しずらく、液体状態を長く保っている状態です。だ結晶化しない(少ない)ために、透明に見えるのです。

これに対して、不透明なハチミツは糖分が結晶化が早く、その結晶がハチミツ中に分散しているため、光が通らず視覚的に不透明に見えます。

どちらにしても、品質や風味は同じですから、どちらが良いではなく、好みに応じて選べば良いでしょう。
もう少し詳しく・・・

  1. 透明・不透明になる理由は?
  2. 透明・不透明で効用に違いがあるのか?
  3. どちらがより美味しいのか?

について見ていきましょう。

ハチミツが透明、不透明になる理由は?

ハチミツの成分はおもにブドウ糖とフルクトース(果糖)で出来ています。そして、特に純粋ハチミツであれば必ず、花粉も内容物として入ってきます。
この花粉を核としてブドウ糖が結集して結晶化が起こると、いわゆる「不透明なハチミツ」になります。

逆にハチミツの中に花粉が少なかったり、フルクトースが多くブドウ糖が少ない種類は「透明なハチミツ」となるわけです。

花粉を核にブドウ糖が集まり結晶化を起こしやすいか、起きにくいかで、ハチミツの透明度が決まります。

透明・不透明で効用に違いがあるのか?

それでは、ハチミツが透明なのと、不透明で、そのハチミツの特徴・効用に違いがあるか?
というと
同じ種類のハチミツであれば、透明でも不透明でも、全く同じ特徴と効用を備えています。

ハチミツと言っても、それこそ様々な種類があるわけで、種類によって結晶化し難ければ「透明」になり、結晶化しやすい種類であれば「不透明」になります。
その場合、ハチミツ自体の種類が違えば、とうぜん特徴も効用も違ってきます。

あくまで同じ種類のハチミツで、結晶化していない「透明な場合」と結晶化した「不透明な場合」ならば、同じものですから、すべて同じ。なんの違いもありません。

また、結晶化しても製品自体になんの問題もありませんから、心配せずに普通に食べて大丈夫です。

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透明vs不透明|どちらがより美味しいのか?

同じ種類のハチミツで、透明(結晶化していない)と不透明(結晶化している)なら、個人の好みもありますが、透明の液体ハチミツに軍配は上がるでしょう。

容器の下に固まった結晶部分は、煮物など料理に使うと良いと思います。

私の経験からも、砂糖の代わりにハチミツを料理に使うと、一味もふた味も違った、とても美味しい一品になります。ぜひ、固まった結晶部分は、料理に使ってみてください。

また料理に使わない場合も、45度以下で湯煎(ゆせん)すると、完全ではありませんが、液体に戻る部分が多いです。

私は面倒なので、カチカチに固まる前に硬い棒(シリコンの箸など)でグルグルとかき回して同化させて、スプーンで食べています。

まとめ

透明で液体なハチミツは、花粉とブドウ糖が結晶化していない部分。
不透明な塊は、結晶化した部分です。

ハチミツが同種類であれば、透明でも不透明でも、その味、風味、効用などは全く同じです。また、古くなって傷んだ訳ではまったくないので、心配せずに食べることが出来ます。

固まった結晶化部分は、45度以下で湯煎(ゆせん)すれば、ある程度もとに戻ります。45度以上だと、生きた成分が破壊されて、ハチミツの良い部分が半減してしまいますので、必ず45度以下で温めてください。

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