胡蝶蘭というと「高級花」というイメージで、値段も2万円~5万円が相場です。開店祝いや結婚祝いなど、かしこまった祝い事には定番です。香り高く見た目もエレガントなため、公私ともにギフトの代名詞的存在です。
そんな胡蝶蘭に「ミニ胡蝶蘭」という、可愛らしい種類があるのをご存知ですか?入学祝いや母の日、父の日、誕生日プレゼントとして、その小柄サイズとお手頃価格で多くの人に人気のある植物です。
今回はギフトとしても定番のミニ胡蝶蘭の花言葉や、プレゼントとして贈る際の注意点などについてもご紹介します。
花の色に込められた「花言葉」
胡蝶蘭自体の花言葉は「幸福が飛んでくる」「純粋」という意味を持つ幸運の花です。
胡蝶蘭その名の通り羽を広げた蝶のような形をしています。また、そのきらびやかな花びらや、丸みを帯びた優美な姿が純粋さを連想させます。
このため胡蝶蘭という名前の由来は、その独特な花の形が蝶のようにひらひらと幸福が舞い降りるというイメージから付けられたと伝えられています。このように縁起の良い花という意味合いから、日本ではお祝いごとへの贈答品として定番の花です。
さらに、ここでは胡蝶蘭の代表的な6色それぞれの花言葉をご紹介します。プレゼントする相手を思い浮かべながら、最適な色を選んでください。
白いミニ胡蝶蘭
白いミニ胡蝶蘭の花言葉は「純粋」や「清純」です。ウェディングドレスのような純粋無垢な白さに基づいて付けられたとのことです。
ピンクのミニ胡蝶蘭
ピンクの胡蝶蘭の花言葉は「あなたを愛しています」という意味があります。
女性の色、愛を表す色としてイメージされるピンク色の花びらは愛らしいイメージがあり、一途な思いを表現していると言われています。
いろいろな記念日全般はもちろんの事、特に母の日やお誕生日の贈り物にぴったりとマッチした花色です。普段なかなか口に出せない愛情の言葉を、花に託してプレゼントと一緒に伝えるのがおしゃれです。
黄色いミニ胡蝶蘭
実は黄色い胡蝶蘭の花言葉は特に決められてはいません。しかし、目立つ色であることから、母の日や誕生日のギフトとして大変人気のある色です。
また、風水では黄色は金運アップの色とされ親しまれています。その事から、金運アップにつながってほしいご友人の開店祝いや開業祝いのギフトに好んで選ばれています。
紫(青)のミニ胡蝶蘭
そもそも、紫も、青も花言葉は特に決められていませんでした。
しかし、紫は古くから高貴な色とされていることから、目上の方へのお祝い、長寿祝いには欠かせない花色として重宝されるようになりました。
青の胡蝶蘭は品種改良によって新たに生まれました。ピンク色の胡蝶蘭にツユクサの青色色素を抽出して作られました。そのため後日、ピンク色の花言葉である「あなたを愛する」と、青い色素を抽出したツユクサの「尊敬」から、今では「愛」や「尊敬」といった花言葉が与えられました。
お祝いシーンごとの選び方
ミニ胡蝶蘭はあくまで親しい個人にプレゼントするものですから、あまり難しく考える必要はありません。ミニ胡蝶蘭は食卓や卓上にチョコっと飾れるものですから、贈るひとの色の好みで決めても問題はありません。
ただ、一般的に「〇〇祝い」に合うと言われている定番の色と花言葉を元に、色を決めるのが無難です。
入学祝い・出世祝い
大学への入学祝いや、友人の出世祝いには、華やかな色と金運アップの意を込めた「黄色」のミニ胡蝶蘭が良いでしょう。お目でたいお祝いですから、黄色はベストマッチです。
誕生日に
お誕生日祝いは、かなり親しい間柄の人への贈り物になります。女性へのプレゼントでは、「純粋」を意味する白色や、特に恋人や奥さんでしたら「あなたを愛しています」というピンクの花言葉どおり、ピンク色のミニ胡蝶蘭が好まれます。
母の日に
明るさ、元気、幸運、金運を意味する「黄色」のミニ胡蝶蘭は、母親へのギフトの定番です。またピンクのカーネーションから、母の日にはピンクのミニ胡蝶蘭も定番です。
結婚記念日に
記念すべき結婚記念日には、「あなたを愛しています」のピンク、「純粋無垢」を意味する白色、また「いつまでも元気で明るく」をイメージした黄色のミニ胡蝶蘭が人気です。
長寿祝い
長寿と言えば、高貴な「紫色」は定番中の定番。ご年配には紫のミニ胡蝶蘭を。
まとめ
ここでは「ミニ胡蝶蘭」をご紹介しました。
通常「胡蝶蘭」というと、大柄で3本立て、5本立て、7本立てで、立札などと、親しい個人のプレゼントとしては大げさ過ぎてしまいます。でも、胡蝶蘭の豪華さと高貴さ、高級感は欲しいのが本音です。
そこで個人向けの、手頃なサイズ、手頃な価格のミニ胡蝶蘭が活躍します。親しい人へのギフトで、普通とはちょっと格上のプレゼントになること請け合いです。